大学院 修士課程

研究科の特色

カリキュラムを見る

取得可能な学位

修士(子ども学)

取得可能な免許状・資格

3種類
  • 幼稚園教諭専修免許状 ★1
  • 小学校教諭専修免許状 ★1
  • 臨床発達心理士(受験資格)★2

★1:幼稚園教諭1種免許状または小学校教諭1種免許状を持ち、本大学院で教育職員免許法所定の単位を修得した者は、基礎資格として修士の学位を取得するとともに各専修免許状の取得が可能です。教員免許状を有しない者で、学士の学位を有する場合は、本学「教育職員免許取得プログラム」を利用し、各専修免許状の取得を目指せます。

★2:発達心理学をベースに発達的観点から人の健やかな育ちを支援する専門家です。一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構の認定資格です。本大学院で指定科目を履修し、修士課程の修了を基礎資格に審査を経て取得できます。資格の詳細はhttp://www.jocdp.jp/を参照してください。

修了後の進路・活躍の場

  • 在職現場(幼稚園、保育所、小学校、行政など)および子育て支援等地域への貢献
  • 保育者養成など教育研究機関への就職、大学院博士課程への進学
  • 高度専門家を求める行政・シンクタンクや子ども文化・産業・公益団体への参画
2020年度 修士論文論題
  • 乳児保育における担当者の困難感とその対処
    ―保育者と研究者の協働を通して
  • 子育てにおける夫婦の協働感の変化のプロセス
    ―青年期の子どもをもつ母親の語る夫婦のやりくり
  • 保育現場における女性役職者の役割移行
  • 障害のある子どもを支える地域支援の構築
    ―先進的な自治体の取り組みから見えてきたこと
  • 保育所看護職に必要な資質・能力の検討
    ―職務の実態と各養成機関における資質基盤の分析から

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2年 F.N. さん 早稲田大学 第一文学部 総合人文学科(日本文学専修)
2010年卒業

子どもを知ること、私を知ること、
人間を知ること

異年齢保育をおこなう保育園に勤務するなかで、発達の違いによって認識世界が違う子ども同士が、どのように遊びを成立させているのかという問いを持ち、大学院に入学しました。
さまざまなバックグランドを持つ仲間や、幅広い分野の専門性を持つ先生方との白熱するディスカッションは、本当に刺激的です。子どもに関する知見が広がり、認識が深まり、大学院での学びが現場での実践の質を上げるのは言うまでもありません。しかし、もしかしたらより魅力的なのは、子どもについて考えることが、私のすべてが問い直されることに、ひいては人間とは何かという問いにもつながっているということです。子どもについて学ぶ中で湧いてくる問いには限りがありません。
すべての学びを一つのテーマに収斂して修士論文を書き上げるのは、未知の世界へ踏み出すような思いですが、修了したあとには、研究的視点を持つ実践者として保育の見え方が変わるのではないかと思っています。

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2年 H.N. さん 東京医科歯科大学 医学部保健衛生学科
(看護学専攻)1998年卒業

新たな扉を開き
自分の価値観を見つめ直す貴重な時間

市町村の保健師として、母子保健、成人保健、介護予防など様々な切り口を通し、人々の健康に関わる仕事をしています。その中で、発達障害乳幼児とその家族を支える地域の仕組みづくりについて疑問を持ちました。「子ども学」を深く学ぶ中で、その答えを探っています。
本大学院は、保育士・臨床発達心理士・教員など様々な領域で活躍されている方が在籍しており、また、それぞれの経験年数も様々で、各々の立場から見る視点の違いが重要です。その視点を共有し、また、批判を通し切磋琢磨できる仲間がいることが、何よりの恩恵です。そして、様々な分野の教授陣が揃っていることが、本大学院の魅力です。各先生方の専門に触れる中で、今まで気付けなかった、自分自身の中の狭い考え方と、向き合うことができるようになってきました。
本大学院の時間は、夜間であり、仕事と両立させながら、新たな扉を開き、自分の価値観を見つめ直すことのできる貴重な時間です。この学びを現場に活かしていきたいと考えています。

修了生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2020年修了 N.R. さん 長岡こども・介護・医療専門学校 講師

「疑問」が「問題意識」へ

入学前、保育現場において、一人で本を読んでも答えが出ない、読めば読むほど、疑問が深まる、という悩みがありました。入学後は、一人で悩んでいた世界から、悩みに「問題意識」という名前が付けられ、仲間、先生方も一緒に悩む世界になりました。ディスカッション形式の授業が多く、参加するためには、知識やアイディアが必要でした。自分で調べ、教えてもらい、どんどん吸収していくこと、研究を深めていくことが喜びになっていきました。

実践者のみ為し得る研究がある、
研究しないとできない実践がある

乳児の保育は、誰にでもできるものなのか。自分の問題意識・研究と共に、進行形の実践者として、「そうじゃない、学んだだけ、豊かな選択肢を以て実践へ」という気概が生まれました。子どもと毎日向き合う実践者にしかできない研究があるはず、と仲間・先生方に励まされながら、研究と実践を進めました。本当の意味で、実践と研究の両立ができるのは、白梅の大学院ならではだと思います。研究の難しさ、楽しさを知り、私の人生においてかけがえのない2年間になりました。