大学院 博士課程

研究指導のプロセス

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取得可能な学位

博士(子ども学)

博士論文論題

2019年度

  • 子どもの医療参加支援にかかわる研究
    ―国連子どもの権利条約に基づいて―
  • 他児の対人葛藤場面における非当事者としての幼児の介入
    ―幼稚園3年間の発達的変化―
  • 保育実践に見られる保育者の身体的・状況的専門性
  • 課題を抱える少年への援助を継続することによるボランティアの認識の変化と学び
    ―BBS(Big Brothers and Sisters)会「ともだち活動」援助者にみる当事者性の深まりに着目して―

2018年度

  • 乳幼児期の要求表現にみられる迂回の意味
    ―子ども主体の保育を目指して―
  • 二分脊椎症児の父母の精神的健康に関する要因
    ―ソーシャル・キャピタル概念に着目して―

2016年度

  • 幼児における「ふざけ行動」の意義
  • 学校教育における学習の生成と自己言及性に関するフィールド研究

2015年度

  • 中学生との“ふれあい体験活動”における幼児の経験
  • 社会的笑いの発達:笑いの攻撃性の観点から

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程1年 Y.N. さん 白梅学園大学大学院
子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2015年修了
元 国立音楽大学附属幼稚園
幼稚園教諭・園長

中身の濃いゼミ・学びの楽しさ・
研究の深まり・研究する仲間・
学びの魅力へ

幼児の保育現場で約40年間保育者として子どもたちと関わってきた中で、積み重ねてきた経験や感覚だけではなく、エビデンスに基づく教育の重要性を痛感していました。そこで研究的実践者なりたいと思い、先ず本大学院修士課程に入学しました。同課程を修了してから2年を経て、学びをさらに深めたいと思い本大学院博士課程へ進学しました。博士課程の素晴らしさは、専門性の高い先生方から大変丁寧にご指導をいただき、新たな見方や考え方を学べることです。特に私は現場の経験は長いものの研究の側面から考えますと、まだまだスタートライン付近にいるところです。ですから素晴らしい先生方や研究仲間と議論し合うことで、知的好奇心が大いにくすぐられます。研究テーマは、幼児の劇活動の歴史的研究です。文献を読み込むほどに、それぞれの時代の幼児の劇活動の状況が垣間見え、子どもの姿が浮かんできます。そして、歴史的資料からも子ども中心の保育の重要性を改めて実感しているところです。今後は、粘り強く研究に取り組み、そこで得られた知見を保育の現場や保育者養成の場に発信していきたいと考えています。

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程1年 K.Y. さん 早稲田大学1989年卒業
白梅学園大学大学院
子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2019年修了

「わかろう」とすることの面白さを、
研究でも感じ続けたい

学習の現場で、子どもたちが言葉や数式の意味を理解できず、問題解決に向けて自力で考えることができない姿を多く見てきました。試行錯誤する中で、絵図を描きながら言葉の意味やものごとのしくみを子どもたちと共に「わかろう」とすることのおもしろさに、指導者である私自身が開かれていきました。「描く」という動的な思考活動を理論的に解き明かしたいと思い、本大学院に進学、「絵的思考の研究」という修士論文にまとめることができました。研究の方法や論文執筆の技法を学びながら、さらに研究を深めたいと思い、引き続き博士課程に進学しました。
博士課程では、先生方が院生の問題関心や研究テーマに沿って授業を展開してくださり、議論をしながらテキストを読み解き、先生方の知見や考察から学ぶ濃密な時間となっています。研究に関しても多くのご助言やご指導をいただくことができ、自らの課題が明らかになると同時に研究を多様な視点から見ることができるようになりました。現場から生まれ、現場に還元できる研究を志していきたいです。

修了生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程2016年修了 I.R. さん 岡崎女子短期大学 幼児教育学科 講師

学びたいことの追究

私は、嘲笑の発達という子どものネガティブな笑いに焦点を当てて研究しており、テーマの独特さから博士課程への進学は難しいと言われていました。「ここで受け入れてもらえなかったら諦めよう」と覚悟の上で行ったオープンキャンパスの相談コーナーにいらしたのが、博士課程の指導教授となる佐久間路子先生でした。先生は私の研究を否定せずに聞いてくださり、進学後は、さらに発展的な研究になるようにご指導くださいました。また、さまざまな専門分野の先生方とディスカッションできたので、自分の研究を学問として追究でき、非常に貴重で充実した時間でした。

研究者として、
保育者養成校教員としての成長

現在、保育者をめざす学生への教育に日々従事しながら、子どもの嘲笑の発達に関する研究を続けています。本大学院では、研究と教育に真摯に向き合う先生方を見て、研究にも保育者養成にも力を注ぎ、成長し続けていく大切さを直接的にも間接的にも学んできました。仕事で悩んだ時は、先生方の姿やいただいた言葉を思い出し、励まされています。今後は、笑いの研究をライフワークとして歩みを止めることなく、保育者養成の質の向上に少しでも貢献できたらと思っています。