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大学院 修士課程

研究科の特色

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取得可能な学位

修士(子ども学)

取得可能な免許状・資格

3種類
  • 幼稚園教諭専修免許状 ★1
  • 小学校教諭専修免許状 ★1
  • 臨床発達心理士(受験資格)★2

★1:幼稚園教諭1種免許状または小学校教諭1種免許状を有し、本大学院で教育職員免許法所定の単位を修得した者は、基礎資格として修士の学位を取得するとともに各専修免許状の取得が可能です。教員免許状を有しない者で、学士の学位を有する場合は、本学「教育職員免許取得プログラム」を利用し、各専修免許状の取得を目指せます。

★2:発達心理学をベースに発達的観点から人の健やかな育ちを支援する専門家です。一般社団法人臨床発達心理士認定運営機構の認定資格です。本大学院で指定科目を履修し、修士課程の修了を基礎資格に審査を経て取得できます。資格の詳細はhttp://www.jocdp.jp/を参照してください。

修了後の進路・活躍の場

  • 在職現場(幼稚園、保育所、小学校、行政など)および子育て支援等地域への貢献
  • 保育者養成など教育研究機関への就職、大学院博士課程への進学
  • 高度専門家を求める行政・シンクタンクや子ども文化・産業・公益団体への参画
修士論文論題
  • 乳児院に勤める男性保育士が持つジェンダー意識の検討
  • Early Language Development in Japan: Acknowledging Challenge and Probing Solutions
  • 朝鮮幼稚園に通う日本語母語児の朝鮮語音素弁別
    ——映像教材を活用した音声学習の効果と関連する要因の検討
  • 保育所0 ~1歳児クラスにおける保育者と子どもの信頼関係の構築
    ——保育者の集団的敏感性に着目して
  • 保育者のキャリア形成過程に関する検討
    ——新任期の危機に着目して
  • 医療的ケア児を含めた保育の実践と課題
    ——保育施設に勤める保育者のインタビュー分析から
  • 3歳児描画活動における身体感覚的行為の検討
    ——絵の具による表現活動に着目して
  • 認可保育所における非正規保育者のワーク・モチベーションに関する検討
  • 『保育の友』における行事のあり方に関する内容分析
  • コロナ禍の保育所における「子育て広場事業」に関する研究
    ——保育所調査・地域子育て支援の保護者調査から見えてきたこと
  • 園における異年齢児間での相互行為に関する研究
    ——対人葛藤場面に着目して
  • 医療ソーシャルワーカーの専門性に関する研究
    ——SCATによる実践者の意識分析を通して
  • 教師はどのようにインクルーシブ教育を捉えているのか
  • 保育所2歳児クラスにおける相互模倣の過程
    ——自発的な活動の発現に着目して

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2年 N.K. さん 聖学院大学 人間福祉学部 児童学科 2005年卒業

「問い」の追究

大学院は「問い」から研究が始まります。私は現場で10年の経験を積んだ後、保育を深めるため研究会に参加しました。そこで保育関係者との対話を通じ、さらなる「問い」を追究するため大学院に進学しました。
この大学院の特徴は,充実した教員と魅力的な授業にあります。教員については、子ども学を幅広い分野から研究する専門家が揃っています。これにより、院生は自身の研究テーマを深く掘り下げ、研究を進めることができます。授業においては、研究動向や課題論文についてのディスカッションを教員や他の院生と行うことに加えて、現場の専門家や分野の研究者をゲストスピーカーとして招く講義や、保育現場や省庁の見学など、多様な学びがあります。これらの経験は、子ども学を様々な視点や文脈でとらえる助けとなりました。
今後も「問い」を追究することを通して子ども学の発展に貢献したいと考えています。

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2年 A.M. さん 東京未来大学 子ども心理学部 2022年卒業

子ども支援の現場と大学院
実践と理論の相互作用

児童養護施設でのボランティアをきっかけに、子どもの支援について関心を持ちました。その後、保育士資格を取得し、子ども心理学を学んでいくうちに、子どもの発達に関する様々な課題について深く理解し、さらに学びたいと思い、子ども学研究科に入学しました。
私は児童発達支援事業所の現場で働きながら、大学院では子どもの発達や子どもと家族の支援に関する様々な理論を学んでいます。その活動の中で、学んだ理論を実践に活かすこと、実践で得た体験を省察し、理論と照らし合わせることを意識しており、その相互作用によって、良いサイクルが生まれていると感じています。
また、ゼミでのディスカッションでは、先生や大学院生の、研究者・支援の実践者としての真摯な姿勢に感銘をうけ、共に学べることに感謝をしています。この環境で、自分自身を大きく成長させることができるように感じています。

修了生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2023年修了 K.A. さん 病院 医療ソーシャルワーカー

問題意識を共有し
多角的な視点から深めていく場

ソーシャルワークとは、支援とは、専門性とは…。現場で生じる漠然とした疑問が、研究の出発点でした。大学院では、問題意識を自分の中に留めず、ディスカッションを通して社会の問題として深めていきます。多様な考えに触れる中で新たな視点が生まれることはもちろん、ソーシャルワーカーだからこその自らの視点に気づくこともありました。異色な立場ですが、子どもだけでなく、人や社会について深く考えることができる白梅に戻ってきた意味を実感しました。

互いに切磋琢磨し
実践と研究に取り組んだ経験を生かして

在学中に引き続き、医療ソーシャルワーカーとして病院に勤めています。大学院での研究や授業において様々な刺激を受けたことにより、専門性や存在意義について、より深く考えるようになりました。志を高く持つ仲間との繋がりができたことも、自身の成長に大きな影響を与えてくれています。微力ながら、人々のより良い生活を純粋に志向するソーシャルワークの存続に寄与できるよう、実践と研究を積み重ねていきたいと考えています。