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大学院 博士課程

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取得可能な学位

博士(子ども学)

博士論文論題
  • 保育環境における幼児の滞留と「場」の形成
  • 保育者のとらえる子どもとの信頼感
  • 幼児教育と小学校教育における言葉の指導の接続
    ——読むことの指導の差異と連続性から
  • 子どもの医療参加支援にかかわる研究
    ——国連子どもの権利条約に基づいて
  • 他児の対人葛藤場面における非当事者としての幼児の介入
    ——幼稚園3年間の発達的変化
  • 保育実践に見られる保育者の身体的・状況的専門性
  • 課題を抱える少年への援助を継続することによるボランティアの認識の変化と学び
    ——BBS(Big Brothers and Sisters)会「ともだち活動」援助者にみる当事者性の深まりに着目して
  • 乳幼児期の要求表現にみられる迂回の意味
    ——子ども主体の保育を目指して
  • 二分脊椎症児の父母の精神的健康に関する要因
    ——ソーシャル・キャピタル概念に着目して
  • 幼児における「ふざけ行動」の意義
  • 学校教育における学習の生成と自己言及性に関するフィールド研究

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程2年 T.A. さん 白梅学園大学大学院
子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2022年修了

現場での実践者から研究者へ
実践に活きる研究を積み重ねたい

児童発達支援の現場で実践者として働いてきましたが、修士課程在籍時の経験から研究者として知見を積み重ねていくという方法で実践を豊かにする一助になりたいと考えるようになりました。博士課程では保育学を取り巻くさまざまな領域の学問に精通した先生方との対話の中で、自分自身の視座が多角的に広がっていると感じています。また、自立して研究が行えるように、研究計画や方法論などについても学びを深めています。今後は、実践者として働いていた頃から感じていた“子どもも大人も楽しく過ごせる組織の在り方とは”という研究テーマを深く追求していきたいと思っています。大学院では先生方はもちろんのこと、授業やゼミの場で他の学生の方たちとも対話をしてさまざまな意見を聴かせてもらえることも魅力のひとつです。これからともに保育学を語り合う仲間が増えることを楽しみにしています。

修了生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程2023年修了 N.N. さん 東京家政学院大学教員

学びの集大成から研究者としての新たな一歩へ

私は保育実践者を経て保育者養成校で大学教員として勤務しながら、研究を細々と継続して行ってきました。そして、「研究の集大成を的確なご指導をいただきながら論文にまとめたい」という思いから、博士課程に進学することを決めました。先生方は、常に寄り添いながら伴走し、時に厳しく、時に背中を押していただきながら熱心に指導をしてくださいました。そのプロセスの中で、研究者として一つの事象を多角的に捉え、問いを立てながら考察することの大切さと面白さを学びました。

研究者が保育を支えることの期待と実感

私は、現在、大学教員として保育者養成に携わる他、保育現場と連携した研究や園内研修の講師を務めています。学生の実習先として出会ったいくつかの保育園では、保育者の悩みや困ったことを伺いながら、大学院で学んだことを土台に、研究者としてどのようなことができるかを考えて提案しています。子どもの未来を見据えて、保育を学ぶ学生・保育現場・研究者(大学教員)というリンクの中で、お互いに学びあえていることを実感しています。「私たちは(保育に)悩み、最適な答えを見つけたいから学んでいる」という気持ちは、どのような立場にあろうと共感できる言葉です。