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大学院 博士課程

研究指導のプロセス

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取得可能な学位

博士(子ども学)

博士論文論題(2016年度以降)
  • 保育環境における幼児の滞留と「場」の形成
  • 保育者のとらえる子どもとの信頼感
  • 幼児教育と小学校教育における言葉の指導の接続
    ——読むことの指導の差異と連続性から
  • 子どもの医療参加支援にかかわる研究
    ——国連子どもの権利条約に基づいて
  • 他児の対人葛藤場面における非当事者としての幼児の介入
    ——幼稚園3年間の発達的変化
  • 保育実践に見られる保育者の身体的・状況的専門性
  • 課題を抱える少年への援助を継続することによるボランティアの認識の変化と学び
    ——BBS(BigBrothersandSisters)会「ともだち活動」援助者にみる当事者性の深まりに着目して
  • 乳幼児期の要求表現にみられる迂回の意味
    ——子ども主体の保育を目指して
  • 二分脊椎症児の父母の精神的健康に関する要因
    ——ソーシャル・キャピタル概念に着目して
  • 幼児における「ふざけ行動」の意義
  • 学校教育における学習の生成と自己言及性に関するフィールド研究

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程2年 T.A. さん 白梅学園大学大学院
子ども学研究科 子ども学専攻 修士課程2022年修了

現場での実践者から研究者へ
実践に活きる研究を積み重ねたい

児童発達支援の現場で実践者として働いてきましたが、修士課程在籍時の経験から研究者として知見を積み重ねていくという方法で実践を豊かにする一助になりたいと考えるようになりました。博士課程では保育学を取り巻くさまざまな領域の学問に精通した先生方との対話の中で、自分自身の視座が多角的に広がっていると感じています。また、自立して研究が行えるように、研究計画や方法論などについても学びを深めています。今後は、実践者として働いていた頃から感じていた“子どもも大人も楽しく過ごせる組織の在り方とは”という研究テーマを深く追求していきたいと思っています。白梅学園大学大学院では先生方はもちろんのこと、授業やゼミの場で他の学生の方たちとも対話をしてさまざまな意見を聴かせてもらえることも魅力のひとつです。これからともに保育学を語り合う仲間が増えることを楽しみにしています。

学生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程3年 M.M. さん 聖路加国際大学大学院
看護学研究科小児看護学専攻 修士課程2016年修了

「知る・掴む・繙く」
子ども学の幅広い知見と深い専門性

研究は独りで集中する時間も大事ですが、時には孤独との闘いや行き詰まりを感じることもある中、先生や仲間との幅広い議論や討論、時には歓談を通し、思わぬ研究のヒントが見え隠れするので、毎回のゼミが本当に待ち遠しい時間となっています。そしてこつこつした積み重ねにより、知らず知らず物の見方が変わり、だんだん形になっていく過程に触れ、ますます研究の面白さを実感する日々です。本学は分野横断的に子どもの研究に触れる場があり、さらに自分の専門分野に落とし込むことで、独創的な研究として深めていけることが魅力です。実際に研究を進めていく中で、広い視野で子どもを見る目と、結集しながら深めることの醍醐味を実感しております。
私は乳児院の研究を進めておりますが、さまざまな困難な背景を抱える子どもたちを、個の存在として守り支える乳児院の在り方を伝える研究の一人者になることを目標としています。それが叶えられる、その確信が持てる大学院です。

修了生voice

子ども学研究科 子ども学専攻 博士課程2020年修了 Y.T. さん 大学教員

白梅学園大学大学院は、社会人にとりましても研究に取り組みやすい環境が整っているように思われます。子どもに係る文献や資料の豊富さ、研究室の利用のしやすさなど、物的環境はもちろんのこと、夜間や休日にもご指導、ご支援くださいました先生方に今も感謝の気持ちでいっぱいです。社会人学生は既存の学問体系を超えた学際的な研究課題に取り組むことがあるかもしれません。私も保健医療、教育、福祉等にわたります学内外の先生方に繰り返しご指導いただきました。このようなご指導、ご支援の過程で学びましたことは、研究に係る考え方や取り組み方だけでなく、人と関わることや人を育てることに係る基本的な姿勢であったように考えています。先生方には現在もご指導いただくことがありますことを大変有り難く感じています。
感染症の流行等に伴いまして環境の変容が著しいように思われます今日、子どもにかかわる課題はより複合的になっているように思われます。このような課題の発見や探究には社会経験を経た研究者や実践者がかかわることも必要かもしれません。ご自身の問いやお考えを先生方や他の大学院生のみなさまのお力をお借りしながら、一緒に探究されてみませんか。